代表復帰の宇佐美、9カ月ぶりの舞台に抱く「危機感」と「無の境地」の“二面性”

前日会見に出席した森保一監督【写真:Football ZONE web】
前日会見に出席した森保一監督【写真:Football ZONE web】

「攻撃的な選手として得点を生み出せるように。ただ、意気込みすぎても仕方ない」

 森保監督はボリビア戦に向けた前日会見で、「基本的に総替えで臨む」と明言。22日のコロンビア戦で出番がなく、スタメンが濃厚な宇佐美は「なんとしても結果を残したいという危機感めいたものは一番ある」と明かしつつ、胸中を語った。

「2列目とSBはボールを保持する時間も増えてくると思うので、そういう選手たちと上手く絡みながらいろんな攻撃パターンを自分のところから出したいなと。そういうなかでしっかりフィニッシュにも関わりながら、攻撃的な選手としてしっかり得点を生み出せるようにしたい。ただ、意気込み過ぎても仕方ないので、試合が始まった瞬間からそうなれるように。良い意味で無の状態という感じで」

 中島や堂安らライバルの前で、「宇佐美ここにあり」をアピールできるか。紆余曲折を経験してきた男が、静かにサバイバルへ向かう。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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