英女子サッカーリーグに巨額投資 年間14億円超、22年までスポンサー契約と現地報道

イングランドの女子サッカーリーグ、ウィメンズ・スーパーリーグに巨額の投資が行われる【写真:Getty Images】
イングランドの女子サッカーリーグ、ウィメンズ・スーパーリーグに巨額の投資が行われる【写真:Getty Images】

国際金融グループ「バークレーズ」が投資、「世界で最も成功したリーグ」への挑戦

 イングランドの女子サッカーリーグ、ウィメンズ・スーパーリーグに巨額の投資が行われる。リーグは、同国プレミアリーグでタイトルスポンサーにもなっていた国際金融グループ「バークレーズ」と、年間1000万ポンド(約14億5000万円)クラスで2022年まで複数年のスポンサー契約を結んだと英紙「タイムズ」などが報じている。

 そのなかには、100を越える女子サッカースクールへのパートナーシップも含まれるとされ、リーグ側は「彼らによる数百万ポンドのコミットメントは、ゲームのすべてのレベルに影響を与え、バークレーズFA女子スーパーリーグを世界で最も成功したリーグにするという野心をサポートするでしょう」としている。

 アメリカの女子リーグに加え、ドイツの女子ブンデスリーガ、フランスリーグに世界のトップ選手が集まる傾向にあるが、イングランドのリーグはプロ化に成功しているという点で先進性がある。このパートナーシップ締結により、クラブにも順位に応じて年間で50万ポンド(約7250万円)の分配金があるという。

 今年の女子ワールドカップ(W杯)で、日本はイングランドとグループリーグで対戦する。近年、フランスやスペイン、オランダといった男子の伝統国が強化を進め、イタリアではユベントスが女子チームを立ち上げるなど女子サッカーへの投資も増加中だ。

 日本では、なでしこリーグが21日に開幕したばかりだが、こうした世界的に強化が進む流れの中で2011年に女子ワールドカップを制した日本がトップクラスの地位を維持するためには、選手やクラブの努力だけでは追いつけない時代が欧州を中心に訪れそうな気配だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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