初陣前の名将クロップに衝撃! リバプールの若き至宝コンビが膝靭帯断裂で今季絶望

英代表FWイングスとU−21英代表DFゴメスにまさかの悲劇

 17日のトットナム戦でリバプール新監督として初陣を迎えるユルゲン・クロップ氏に衝撃のニュースが飛び込んできた。今季バーンリーから加入したイングランド代表FWダニー・イングスが前十字靭帯(じんたい)断裂の重症を負い、今季絶望となった。イド、センター両方でプレーできる万能型で、イングランドU-21代表に名を連ねる18歳、DFジョー・ゴメスも前十字靭帯断裂の負傷で長期離脱を余儀なくされており、代表ウィークで、2人の有望な実力者を失うという異常事態が発生している。英地元紙「ガーディアン」などが報じている。

 イングスは、EURO予選に臨んだイングランド代表に選出され、12日のリトアニア戦で代表デビューを飾ったばかりだった。予選を終え、クラブに合流したストライカーはユルゲン・クロップ新体制監督の下で迎える初めての練習に臨んだが、そこで靭帯断裂という重傷を負ってしまった。復帰には最低でも6カ月以上を要すると見られている。今季待望のビッグクラブ挑戦を果たしたイングスだが、1年目のシーズンは、わずか2カ月で幕を閉じることとなった。

 一方、ゴメスはU−21イングランド代表の一員として臨んだカザフスタン戦(3−0勝利)で重傷を負った。 23歳のイングス、18歳のゴメスと、2人の若手有望株が無念の離脱。クロップ監督にしてみれば、新天地デビューを目前にしていきなり試練を迎えた。

 ドルトムント時代には日本代表MF香川真司やドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(現バイエルン・ミュンヘン)ら、若手を積極的に起用し、ワールドクラスの選手へと成長させた実績がある。現在10位に低迷する若手浮上に向け、若い才能を失ったことは名将の誉れ高きドイツ人にも大きな打撃となるだろう。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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