コロンビア監督、自身の新ミッションに“集中宣言” 「日本のことを考える余裕はない」

コロンビア代表を率いるケイロス監督【写真:Football ZONE web】
コロンビア代表を率いるケイロス監督【写真:Football ZONE web】

アジア杯でイランを率いて日本に敗戦も…「過去の失敗を取り返すために来ていない」

 コロンビア代表は3月22日のキリンチャレンジカップで日本と激突する(19時20分キックオフ)。試合会場の日産スタジアムで行われた前日会見に出席したカルロス・ケイロス監督は「日本のことを考えている余裕はない」とコロンビア代表に集中する意思を示した。

 コロンビアは2012年に就任したホセ・ペケルマン監督が6年の長期政権を維持。その間、4大会ぶりに出場した2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)ではベスト8、昨年のロシアW杯ではベスト16に入り、名将の下で強豪国復活を果たした。

 今年2月、イラン代表を率いていたカルロス・ケイロス監督が就任。今回の日本戦がポルトガル人指揮官にとってコロンビア代表を率いての初陣となる。

 MFファン・クアドラード(ユベントス)が負傷で招集が見送られたほか、ロシアW杯組のGKダビド・オスピナ(ナポリ)、MFファン・フェルナンド・キンテーロ(リーベル・プレート)、DFサンティアゴ・アリアス(アトレチコ・マドリード)が負傷離脱となったが、MFハメス・ロドリゲス(バイエルン)とFWラダメル・ファルカオ(モナコ)の主軸2人を含めて、ロシアW杯組10人がメンバーに名を連ねている。

 ケイロス監督はイラン代表を率いた今年のアジアカップで日本に0-3で敗れたが、森保ジャパンの印象について問われると、「我々は過去の失敗を取り返すために来ていない」とし、コロンビア代表監督としてのプライドを滲ませた。

「コロンビアは今、変化の時期。一歩前に進まないといけない。自分の頭はコロンビアのことでいっぱいで、日本のことを考える余裕はない。もちろん日本のことはリスペクトしているし、そういうことも選手に伝えている。でも、進化するために何をするべきか。それが今のテーマだ」

 ペケルマン監督から引き継いだ、FIFAランキング12位の強さを誇る強豪チームをいかに次のステップへ進めるかが自分のミッションだと主張したケイロス監督。勝利に全力を注ぐコロンビア代表が、森保ジャパンの前に立ちはだかる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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