FKは「俺が蹴る」 日本代表MF小林祐希、強気発言の裏に隠された意図とは?

約1年半ぶりの日本代表復帰となったMF小林祐希【写真:Football ZONE web】
約1年半ぶりの日本代表復帰となったMF小林祐希【写真:Football ZONE web】

「ディスカッションができたら楽しくなりそう」 互いの特長を主張し合い連係を深める

 ヘーレンフェーンのMF小林祐希は、森保一監督の就任以後は初招集となり、1年半ぶりに日本代表に復帰した。国際親善試合のコロンビア戦(22日/日産スタジアム)とボリビア戦(26日/ノエビアスタジアム神戸)に向けた合宿3日目の練習後に取材に応じた小林は、試合中のFKに関して問われると「俺が蹴る」と自信に満ちた表情で強気に発言。その裏には選手間のコミュニケーションに関して、少し先を見据えている考えが隠されていた。

 2017年10月以来、約1年半ぶりの日本代表復帰となった小林は、「純粋に嬉しい」と今回の招集を喜んでいる。また、森保監督が就任してからは初招集となり、新生日本代表に関して「選手が主体となって、みんなで話し合って作っていこうみたいな感じ」と印象を語った。

 選手間のコミュニケーションが必須となる森保体制において、小林はさらに密なコミュニケーションを望んでいるようだ。プレーに関する主張をした時に「OK」で終わってしまい、“一方通行”になっているのではないかと感じている。

「『分かりました』じゃなくて、『もっとこういうのがあっても良いよね』ってディスカッションができたら、楽しくなりそうだなと思います」

 自らの意見に対して自身の主張を返してほしいと望む小林は、互いの考えを重ねることで連係を高めようと考えている。その具体的な例となったのが、FKに関する発言だった。試合中のFKについて聞かれた小林は「俺が蹴る」と強気に発言した後で、オランダでの経験も交えて語った。

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