11月にオランダと敵地決戦 W杯の再戦でなでしこジャパンがリオ五輪金メダルへ再出発

主力を脅かす新星の台頭は?

 なでしこジャパンが11月29日、国際親善試合でオランダ女子代表と敵地フォレンダムで対戦することが正式決定した。

 なでしこジャパンはオランダと、過去3戦3勝と抜群の相性を誇るが、準優勝を果たした6月の女子ワールドカップでは決勝トーナメント1回戦で激突し、2-1で辛勝している。FCフォレンダム・スタジアムで行われる一戦は、契約延長が発表されたばかりの佐々木則夫監督にとっては、来年夏のリオデジャネイロ五輪での金メダル獲得に向けた再出発の一戦となる。

 佐々木監督は「いよいよ、リオデジャネイロ・オリンピックに向けた強化がスタートします。こうした狙いを持って、強豪であるオランダと対戦できることはチームにとって非常に有益なことです」とコメントしている。

 近年実力を増しているオランダ代表については、「組織的でありながら、高さがあり、前線にスキルフルな選手が揃っています。現状のなでしこジャパンがカナダでのFIFA女子ワールドカップの反省を踏まえながらどこまで対応できるか確認したいです」と分析。海外組を含めたベストメンバーで戦うアウェー戦だけに、カナダ・ワールドカップ準優勝メンバーの主力を脅かすような新戦力の台頭が望まれるが、指揮官は「遠征のメンバー構成については11月まで時間がありますので、視察を重ねながら方向性を決めていきます」と熟慮を重ねる方針だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング