ザックがイタリア代表監督就任の可能性を否定せず 「私は自分の嗅覚に従う」

「いくつかオファーはあるが、どれも興味をそそられない」

 現在無職の元日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏が、アントニオ・コンテ監督の後任候補に浮上したイタリア代表監督就任の可能性について、明確に否定せずに話題となっている。

 イタリア代表は欧州選手権予選のグループHを首位で突破したが、コンテ監督の契約延長問題が浮上している。そんな中、現在フリーのザッケローニ氏は、自身が母国アズーリを率いる可能性について、イタリアサッカー専門サイト「ジャンルカ・ディ・マルツィオ」で次のように語っている。

「次の代表監督? 2006年から代表に関する私の話題は出ている。それは自分が言うべきことではないとも言い続けている。いろいろな人が『準備できている』と話しているが、私は言っていない。私は監督で、オファーは検討する。いくつかオファーは来ているが、どれも興味をそそられない」

 さらにイタリア人指揮官は、こう続けた。

「代表かクラブか? 重要なことは条件が正しいかどうかだ。まだ見てもいない計画について話すことはできない。私は自分の嗅覚に従う」

 ACミラン、インテル、低迷時のユベントスなどイタリアの強豪クラブを指揮し、2010年8月に日本代表監督に就任。11年1月のカタール・アジアカップでは見事に優勝したが、昨年のブラジル・ワールドカップでは1勝もできずにグループリーグで敗退し、監督としての評価を下げる格好となった。

 現在フリーで解説者を務めるザッケローニ氏の下に、納得するようなオファーは届くのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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