鎌田大地は「モチベーションが溢れている」 シント=トロイデン監督が代表輩出に誇り

日本代表に初招集されたシント=トロイデンFW鎌田【写真:©STVV】
日本代表に初招集されたシント=トロイデンFW鎌田【写真:©STVV】

ゴール量産ながらアジア杯で失意の落選を経験したなか、3月シリーズでA代表初選出

 日本代表の3月シリーズ(22日コロンビア戦、26日ボリビア戦)はアジアカップから13人のメンバーが入れ替えになるなど、森保一監督は新たな選手の発掘を試みている。そのなかで注目の1人が、FW鎌田大地(シント=トロイデン)だ。海外生活2年目、そしてベルギーに渡って初年度のアタッカーはゴールを量産しているが、ベルギーの専門メディア「VOETBAL belgie」はその活躍ぶりに注目。シント=トロイデンの監督のコメントを紹介している。

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「愛媛出身の22歳のミッドフィルダーは、フランクフルトで失望のシーズンだった。ブンデスリーガでわずか145分の出場に終わった。しかし、間もなくカマダはジュピラー・プロリーグで12ゴールをマークしている」

 記事では、鎌田の現状についてこう紹介している。2017年夏に移籍したフランクフルトでこそ不遇の時を過ごしたが、1年後に渡ったベルギーでここまでリーグ5位タイとなる12ゴール。その決定力がチーム躍進の支えになっているとし、マーク・ブレイス監督のコメントも紹介している。

「アジアカップでダイチは選ばれず、失望感が大きかった。彼は素晴らしいシーズンを過ごし、代表に進出された。彼はアジアカップでチームが上手く機能するのを見ていた。すべての選手が、そんな物語の一部になりたいと考えているだろう」

 ベルギーの地で大きく飛躍している鎌田について、ベルギー人指揮官は日本代表へと送り出せたことを誇りに思っているようだ。

「彼は本当に幸せだ。私たちは彼をとてもよく知っているし、タイミングも私たちにとって完璧です。彼はプレーオフ1の切符を持って代表チームに渡りたいと思っている。ダイチにはモチベーションがあふれている」

 現地時間17日に行われたヘントとのリーグ第30節では0-2で敗戦し、シント=トロイデンはプレーオフ1に進むことはできなかった。悔しさが残るなかでの合流となる鎌田だが、明確な結果を出して日本代表、そしてベルギーの地にもアピールしたいところだ。


(FOOTBALL ZONE編集部)



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