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古豪ベルギーが偉業達成に王手 次戦勝利で初のFIFAランキング1位浮上へ
実現すれば6年間で66ランクアップの快挙
ベルギー代表が初のFIFAランキング1位浮上に王手をかけていることを、英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
ベルギーは10日、欧州選手権予選第9節のアンドラ戦に4-1で勝利し、残り1試合を残して本大会出場を決めた。そしてグループ首位をひた走るベルギーは、最終節イスラエル戦で勝利を収めると、一つの偉業を達成することになりそうだ。
現在FIFAランキング3位に位置しているベルギーだが、1位アルゼンチンが8日にロシア・ワールドカップ南米予選第1節でエクアドルに0-2と敗戦。2位のドイツも同日に行われた欧州選手権予選アイルランド戦を0-1で落としており、ベルギーが最終節で勝利すれば、11月発表のFIFAランキングで史上初のトップに浮上することが確実視されている。
同時に、仮にベルギーがランキングトップに立った場合、この6年間で66ランクもアップするという快挙を成し遂げることも、記事では伝えられている。2009年に67位に過ぎなかったチームがランキングの頂点に立つ――。現在55位の日本が6年後の2021年に1位になる以上のジャンプアップを、ベルギーが果たそうとしていることを考えれば、その凄さはより理解できる。
昨季プレミアリーグ最優秀選手に選出されたチェルシーのMFエデン・アザール、101億円でマンチェスター・シティに加入したMFケビン・デ・ブライネ、68億円でリバプールに移籍したFWクリスチャン・ベンテケ、昨季マンチェスター・ユナイテッドで得点源となったMFマルアン・フェライニ、過去に2度プレミア年間ベストイレブンに選出されたシティの主将DFヴァンサン・コンパニ、昨季王者チェルシーの絶対守護神GKティボ・クルトワ。いまや世界屈指のワールドクラスのタレントを擁するベルギーが、世界トップに君臨する新たな時代が訪れることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images