劇的決勝弾のベジクタシュ香川、復活の狼煙に笑顔 「嬉しい」「毎試合ゴールを決めたい」

決勝ゴールを挙げたMF香川【写真:(C)BesiktasJK】
決勝ゴールを挙げたMF香川【写真:(C)BesiktasJK】

鼠径部の負傷で前節欠場の香川 コンヤスポル戦で途中出場から決勝弾「ゴールし続けたい」

 MF香川真司が所属するベジクタシュは現地時間10日、リーグ第25節でコンヤスポルと対戦し、3-2と勝利した。鼠径部を負傷して前節欠場の香川は後半30分から途中出場したなか、後半アディショナルタイムに決勝ゴールを叩き込む出色の働きを見せ、試合後のインタビューで「とても嬉しい。毎試合ゴールを決めたい」と語っている。

 試合は前半14分、FWブラク・ユルマズのスルーパスからFWアデム・リャイッチが抜け出し、冷静にゴールを流し込んでベジクタシュが先制。だが同19分、FWオメル・アリ・シャヒネルに同点ゴールを決められてしまう。それでも同33分、相手ペナルティーエリア前でFKを得るとユルマズが強烈な一撃を叩き込み、再びベジクタシュが2-1とリードした。

 香川は後半30分から途中出場するも、直後に相手FWモリケ・フォファナに同点ゴールを決められ、2-2と振り出しに戻ってしまう。そんななか、日本人アタッカーが大仕事をやってのけた。

 後半アディショナルタイム、敵陣でDFアドリアーノがボールをカットすると、こぼれ球を拾った香川がドリブルでペナルティーエリアに侵入。小刻みなタッチをしながら左足を振り抜き、強烈な一撃をゴール右隅に突き刺す。香川の一撃が決勝後ゴールとなりベジクタシュが本拠地で3-2と勝利した。

 試合後にインタビューを受けた香川は「とても嬉しい。でも大事なことはチームが勝つこと。先週、小さな負傷があって先発として十分な準備ができていなかった。でもゴールを決められてチームも勝ったので嬉しい」と振り返った。

 1月末にドルトムントからベジクタシュに移籍した香川は、2月3日のリーグ第20節アンタルヤスポル戦(6-2)で2ゴールと衝撃デビュー。出場4試合目の第23節フェネルバフチェ戦(3-3)で移籍後初スタメンを飾ると1アシストをマークした。鼠径部の負傷で第24節は欠場するも、途中出場の今節で1ゴールと活躍。これでリーグ戦5試合出場、3ゴール目をマークしている。

「毎試合ゴールを決めたい。ここまでの数試合はゴールが決められなかった。このままゴールし続けたい」

 貪欲に結果を追い求める日本人アタッカーが復活の狼煙を上げた。

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