ウェールズを欧州選手権初出場に導いたベイル 「僕らは夢を叶えたんだ」

敗れながらの悲願達成に「人生最高の敗戦だ」

 ウェールズ代表が10日、2016年欧州選手権への初出場を決めた。同国にとっては1958年ワールドカップ以来のメジャー大会出場となる。

今節ではボスニア・ヘルツェゴビナ相手に敵地で0-2と敗れたものの、グループBの3位に位置していたイスラエルがキプロスに敗れたため、無条件で出場権を手にする2位以内が確定した。チームをけん引する同国代表FWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)は、「人生最高の敗戦」と、試合を振り返り、この快挙に喜びを爆発させた。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。

 長く表舞台とは縁のなかった小国に歓喜の瞬間が訪れた。マンチェスター・ユナイテッドで活躍したライアン・ギグス氏らタレントを擁しても手の届かなかった舞台に、新世代のウェールズが到達した。ベイルは、試合には敗れながらも本大会出場が決まったボスニア・ヘルツェゴビナ戦について「これはきっと、人生最高の敗戦だよ」と振り返っている。

「これは僕の夢だった。僕らは夢を叶えたんだ。見ての通り、みんな喜びに溢れている」

 

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