香川がイングランドで再評価 英紙「名将クロップ最高の補強」

5000万円で獲得した原石を磨き上げ、22億円でマンUへ

 リバプールの新監督に就任したユルゲン・クロップ監督は欧州屈指の名将という評価を欲しいままにしている。ドルトムントで2010-11シーズンからリーグ連覇を達成し、12-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ準優勝の実績を誇る。その手腕はもちろん、若手の育成にかけても優れた才能を持つ指揮官として知られている。

 英地元紙「リバプール・エコー」では、ドルトムント時代のクロップ監督による補強を分析。その中で名将が「バーゲン」で獲得した5人の若き原石が紹介された。そしてドイツ人戦略家が発掘してきた名だたる才能の中で、2010年にC大阪から獲得した日本代表MF香川真司の名前が筆頭に挙げられている。

 クロップ政権が、バーゲン価格で獲得した1人目として挙げられたのが香川だ。C大阪からわずか35万ユーロ(約4760万円)で獲得し、瞬く間にチームのキープレイヤーになったと紹介されている。そして12年夏に、マンチェスター・ユナイテッドへ1200万ポンド(約22億円)で移籍。退団の際、クロップ監督と香川が抱き合って20分間も号泣したという熱いエピソードも併せて紹介されている。

 ユナイテッドで2年目以降、出場機会が減少した香川は昨季ドルトムントに復帰。今季は、完全復活を遂げ、開幕から公式戦11連勝というスタートダッシュに大きく貢献した。

 

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