リバプール復権へ クロップ新体制、補強第一号は“ミランキラー”

サッスオーロで台頭したベラルディ

 新指揮官にユルゲン・クロップ監督を迎えたリバプールが、イタリアからの新戦力獲得を狙っているようだ。就任後最初の補強候補に、サッスオーロでプレーするイタリアU-21代表FWドメニコ・ベラルディの名前が浮上している。伊サッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」や英地元紙「デイリー・ミラー」で報じられた。

 ベラルディはユベントスが保有権を持つ21歳のストライカー。2013年に19歳でセリエAデビューを果たし、16得点、15得点と2季連続2ケタ得点をマークするなど、イタリアで期待を集める逸材だ。

 また、日本代表MF本田圭佑の所属するACミラン相手にめっぽう強く、抜群の相性を誇る“ミラン・キラー”としても知られている。13-14シーズンの第19節、ホームにミランを迎えての一戦で、1試合4得点の大暴れ。ベラルディの爆発でチームも4-3と大金星を挙げた。昨季は第17節、敵地での試合で2アシストの活躍。サッスオーロが2-1で勝利した。3-2と勝利した第36節のホームゲームでは、ハットトリックを達成している。ミランとのリーグ戦は過去4試合で7得点2アシストという驚異的な成績を残している。

 クロップ監督はドルトムント時代からベラルディを評価し、関心を寄せていたという。夏に大型補強を行ったリバプールだが、チームをクロップ色に染め上げるためには、冬にさらなる補強が予測されている。その第一号が、このレフティーの逸材となるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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