サンペール加入後の理想形は? “バルサ化”が進む神戸の「シチュエーション予想布陣」
“ブスケッツ2世”のサンペールが加入 外国籍選手のベンチ入り5枠を巡る争いは…
J1ヴィッセル神戸は7日、名門バルセロナとの契約を解除したスペイン人MFセルジ・サンペールの加入を正式発表した。“バルサ化”を掲げるチームにとって、バルセロナ下部組織出身で、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツの後継者として期待された逸材はプロジェクトの成否を大きく左右するが、注目されるのは加入による布陣の変化だろう。
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神戸はサンペール加入で、GKキム・スンギュ(韓国)、DFダンクレー(ブラジル)、MFアンドレス・イニエスタとFWダビド・ビジャ(ともにスペイン)、FWルーカス・ポドルスキ(ドイツ)、FWウェリントン(ブラジル)と在籍する外国籍選手が7人となった。
Jリーグは今季から外国籍選手枠の規定を変更し、A契約の25名枠内における選手登録の制限を撤廃。試合エントリー、試合出場ともにJ1は原則5人(Jリーグ提携国の国籍保有選手は含めない)が上限に設定されている。抜群のシュートストップを誇り、韓国代表で正守護神を務めるキム・スンギュをレギュラーから外すことは考えにくい。残り4枠をどの選手で組み合わせていくかが、現実路線だと言える。
サンペールの状態が上がるのに多少の時間がかかることも踏まえれば、現状のベスト布陣は第2節サガン鳥栖戦(1-0)の顔ぶれだろう。“VIPトリオ”のビジャ、イニエスタ、ポドルスキに加え、最終ラインには鳥栖戦でデビューしたダンクレーが入る形は、ビジャの裏抜け、MF山口蛍やダンクレーから前線へのロングパスが武器になりうる可能性を感じさせた。この陣容においては、サンペールはイニエスタの“代役”の位置づけか。