フランス有利が変わらないグループE エクアドル、スイス、ホンジュラスが1次リーグ2位突破を争う

フランス対エクアドルはフィジカル勝負に

 まず、フランス対エクアドルだが、フランスは、大腿部のけがでママドゥ・サコ(リバプール)が欠場予定だ。また、そのサコとセンターバックでコンビを組むラファエル・バラン(レアル・マドリード)も胃腸炎を患い、出場が微妙な状態。そして、中盤の底のヨアン・カバイェ(PSG)は、累積警告のため、この一戦は出場停止だ。

 一方、エクアドルは、けが人なし、出場停止もなしのため、ベストメンバーでフランス戦に臨むことになるだろう。

 この試合だが、フィジカル勝負の局地戦を制したほうが、勝ち点3を手に入れるのではないだろうか。エクアドルは、大型FWのフェリペ・カイセド(アルジャジーラ)は伸び盛りで、ポストプレーを得意とする。その周りを衛星的に動くシャドーストライカーのエネル・バレンシア(パチューカ)も上背はないが、当たり負けしないタイプだ。

 一方、フランスは、前線こそフィジカルタイプの選手はジルーくらいしかいないが、中盤のポール・ポグバ(ユベントス)、ムサ・シソコ(ニューカッスル)、ブレーズ・マトゥイディ(PSG)は全員、強靱なフィジカルの上に、高い技術までを持ち合わせている。両チームの守備陣が、体を張って止められるかどうか。高いプレー強度を90分間保たなければいけない。

 おそらく、中盤はフランスが支配する可能性が高い。エクアドルがボールを保持することに固執するなら、フランス優勢だ。ただ、今大会の南米各国同様、エクアドルがフランスに「ボールを回させる」ことになれば、追い詰められるのはフランスかもしれない。

 

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