ミラン本田過激発言の余波 新たに名門バレンシア移籍が急浮上

攻撃力不足を補う存在

 そして、現在リーグ戦で7試合を終えて勝ち点9と苦しいスタートを切っている要因の一つが、4得点という攻撃力不足。それを解消する存在として、この才能ある日本人MFを獲得することがチームにとって良い補強になるという。ゴールに近いところからのアシスト力と、ロングシュートを持つ本田を獲得することが、チームの状況を変えることができる獲得への動きの根拠だとしている。
 ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は日本代表活動終了後に、先日の「ストラクチャー(構造)から見直すべき」というクラブ批判や、「選手に責任があると思っている時点でナンセンス」といった指揮官への批判など、発言の真偽や真意について面談を持つと明らかにしている。一方で、クラブ幹部は本田へ罰金などの処分を示唆するなど、対立構造が発生している。リーグ戦でもここ2試合ベンチ入りするも出場無しと、本田を取り巻くミランでの状況は決して良いものではない。
 果たして、本田の未来はスペインの名門クラブへの電撃移籍ということになるのだろうか。先日あったプレミアリーグのトットナム、エバートンに続く移籍報道。ミランで背番号10を背負って3シーズン目の本田だが、にわかに去就が騒がしくなってきている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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