ペップが来季マンC監督就任で合意へ 世界最高峰の舞台についに参戦か

因縁多き指揮官集う場所

 バイエルン・ミュンヘンの“ペップ”ことジョゼップ・グアルディオラ監督が、来季のマンチェスター・シティの監督就任に近づいていると、スペイン地元紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。

 リポートによれば、ペップは友人でもあるシティのチキ・ベギリスタインSDと来季監督就任で口頭による合意に達したという。ペップはバルサの監督時代に、クラブのSDを務めていたベギリスタイン氏とは良好な関係にあり、このことが大きな要因だと伝えられている。

 ペップとバイエルンの契約は2016年夏まで。バイエルンのフランツ・ベッケンバウアー名誉会長も、「彼がこれ以上我々を待たせることはないだろう。彼の願いを4月か5月まで待つことはないと。それでは、あまりに遅すぎるからだ。彼は2015年の内に決断する。今年が終わる前に何かしらの報告があるだろう」と去就の決着を急いでいた。マヌエル・ペジェグリーニ監督の後任としてのイングランド行き合意が報じられ、ペップのドイツ挑戦は今季が見納めとなる可能性も出てきた。

 リバプールが、ブレンダン・ロジャース前監督の後任として、前ドルトムントのユルゲン・クロップ氏に急接近中。昨季までバイエルンとドルトムントでしのぎを削った両者がイングランドを舞台に激突するかもしれない。また、バルセロナ時代に宿敵レアル・マドリードの監督として自身の前に立ちはだかったジョゼ・モウリーニョ監督(チェルシー)や、現役時代にバルサで指導を受けたルイス・ファン・ハール監督(マンチェスター・ユナイテッド)など、ペップと因縁やゆかりのある監督も多い。世界最高峰の人気を誇るプレミアリーグだけに、ペップ参戦となれば、より一層注目を集めそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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