自らの哲学を貫いた本田 ミラン痛烈批判は「本田が本田であるために」

必要だった発言

「目指すところの逆算で行動をとってきているわけですから、それにふさわしくない行動っていうのは、逆に言えば取りたくないというのが、自分のフィロソフィー。自分の正義を貫くことが今後の自分にとっても、自分が自分であるためにも必要なこと」
 自らの哲学を貫くために日本人報道陣を通じたクラブ批判に打って出たと胸中を明かした。昨季終了時には「必要とされるならここに残りたい」とミランへの愛情を口にしていた。今回の発言により、かつての名門復権の一助となればと願ったのだろうか。
 リーグ戦では1年間ゴールから遠ざかり、今季無得点ノーアシストとピッチでは雄弁に語ることができていない。まずはシリア戦でのゴールで実力を証明したいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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