リバプールがロジャース解任を発表 後任には香川の恩師クロップの名も

再建を託されるのは!?

 プレミアリーグの名門リバプールは、現地時間4日、ブレンダン・ロジャース監督の解任を発表した。
 英紙「デイリー・メール」によると、クラブのオーナーグループであるフェンウェイ・スポーツ・グループの執行委員会のメンバーからの電話で、ロジャース監督に解任が伝えられたという。同グループからは「ロジャース監督のクラブに行った重要な貢献と、ハードワークに対して感謝の気持ちを表明する」との声明が発表されている。
 リバプールは、この日、エバートンとのマージーサイド・ダービーで1-1のドローに終わった。前半41分にFWダニー・イングスのゴールで先制したものの、直後のアディショナルタイムにエバートンのFWロメロ・ルカクに同点ゴールを許す拙い試合運びで、勝利を逃していた。これでリーグ開幕から3勝3分2敗の勝ち点12で10位。8試合で8ゴールと得点力不足に悩まされ、得失点差はマイナスに転じている。
 2012年6月から続いたロジャース政権でのリバプールは、13-14シーズンにはプレミアリーグで最終節まで優勝争いを展開した。一方で、昨季はUEFAチャンピオンズリーグ出場権に手が届かず、今季も低調な立ち上がりを見せた結果がオーナーサイドの不興を買い、解任論が見え隠れしていた。
 先月末の時点で、このマージーサイドダービー後、インターナショナル・マッチウィークによってリーグ戦が中断することから、この4日のエバートン戦後が解任のタイミングかと報じられていた。それが現実のものとなってしまった格好だ。リバプールは後任監督について「選定のプロセスを進めている」と、すでに動きが発生していることを発表している。前ボルシア・ドルトムント監督のユルゲン・クロップ氏などの名前も候補に挙がっているが、後任としてベンチに座るのは誰になるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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