高精度キックで先制点を演出 浦和のファンタジスタは自然体を貫き代表へ

久々の代表も「緊張する年齢じゃない」

「自分のプレーの中で、考えて判断することが少し欠けていた。クサビを入れられないくらい鳥栖の守備ブロックが良かったことは、認めなければいけない。失点がなければ、相手が前に出てこざるを得なくなって、自分たちの攻撃は機能したと思う。もっと集中しなければいけないと感じるところだった」

 浦和はファーストステージの無敗優勝に続き、セカンドステージは3位につけ、年間順位で広島と激しいマッチレースを繰り広げている。30試合終了時点での勝ち点65は悪くない数字だが、ハイペースだが、広島と首位争いを繰り広げているなかでは痛い引き分けになった。

 今後はアルベルト・ザッケローニ監督が指揮を執っていた、2012年2月以来となる日本代表の活動に参加。中東に旅立ち、8日にワールドカップアジア2次予選のシリア戦、13日に国際親善試合のイラン戦を戦う。8月に選出された東アジアカップを無念の負傷で辞退していただけに、今回の遠征に懸ける思いは強い。「怪我なく代表に行けるので頑張りたい。久々に実力で勝ち取ることができたと思う。緊張するような年齢でもないから」と、今年の12月で28歳になるレフティは、青いユニフォームを身にまとっての戦いに早くも気持ちを切り替えていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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