「あまりに存在感ゼロ」 英記者がベトナム戦“先発11人”を採点、最低評価の2選手は?
日本がアジア杯8強でベトナムを1-0撃破、吉田はゴールがVARで取り消されるも及第点
森保一監督率いる日本代表は、24日のアジアカップ準々決勝ベトナム戦でMF堂安律(フローニンゲン)の決勝PKで1-0と勝利し、ベスト4でイランとの対戦が決まった。
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かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏がベトナム戦に先発した11人を10点満点で採点。「あまりに存在感ゼロ」「国際レベルで活躍できない」と不発のアタッカー2人に苦言を呈している。
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■ベトナム戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
権田修一(サガン鳥栖) 6点
権田からの配球がまたもや日本を窮地に立たせることになった。スコアレスの前半、吉田との連携ミスでゴールを献上してしまう寸前だったが、これは今大会初めてのことではない。
【DF】
酒井宏樹(マルセイユ) 6点
他の最終ラインのメンバーと同様に、前半ボールを早めに敵陣に入れる戦術の影響で体力を温存することに成功した。
吉田麻也(サウサンプトン) 6点
前半45分はロングパスと視野の広さを示した。先制点を取り消されたのは少し不運だった。権田との連携ミスはゾッとするような瞬間だったが、それ以外は堅実と言えるパフォーマンスだった。
冨安健洋(シント=トロイデン) 7点
躍動感を示したベトナムFWグエン・コン・フォンがボールを持った際、少し神経質な挙動を見せていたが、巧みな距離感で対処していた。代表でステータスを確立し続けている。
長友佑都(ガラタサライ) 6点
ベテランのサイドバックは、またしてもソリッドな働き。かつての肺を破るような上下動を見せることはできないが、フィジカル的な問題を感じさせなかった。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。