「フェアに戦いすぎると…」 槙野智章、準々決勝からVAR導入、意識しすぎの弊害指摘
アジア杯準々決勝からビデオ判定導入、槙野が言及「注意しなければいけない点増えてくる」
日本代表は21日のアジアカップ16強でサウジアラビアに1-0と勝利し、24日の準々決勝でベトナムと激突する。今大会では準々決勝からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のビデオ判定が導入されるなか、DF槙野智章(浦和レッズ)は「ディフェンスにとって注意しなければいけない点は数多く増えてくる」と注意を喚起した一方、意識しすぎる弊害も唱えている。
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グループリーグ3連勝で1位通過を果たした日本は、サウジアラビア戦でボールを支配される時間が続くも、前半20分にMF柴崎岳(ヘタフェ)のコーナーキックからDF冨安健洋(シント=トロイデン)が値千金の決勝ヘディング弾を叩き込んだ。
準々決勝では、16強でヨルダン(1-1/4PK2)を下したベトナムと対戦するなか、この試合から導入されるVARについて槙野が言及。「今日夜、ミーティングがありますけど、(VARの)経験がある選手がたくさんいる。リーグでビデオ判定を使っている選手も多い」と、日本の選手たちもVARを体感済みであることを強調した。
とはいえ、注意することに変わりはない。第2戦オマーン戦(1-0)ではDF長友佑都(ガラタサライ)が相手のシュートを左腕に当てる形となり、試合後には「VARがあればハンドになっていた可能性が高い」と吐露。仮にVARがこの場面で適応されていればハンドによりPK判定となっていた可能性もある。
槙野はそうしたケースも踏まえて注意を喚起した一方、意識を向けすぎるとプレーに支障が生まれると指摘した。
「ディフェンスにとって注意しなければいけない点は数多く増えてくる。できるだけゴール付近でファウルしないこと。かといって、フェアに戦いすぎるとボールを奪えない。そのへんのラインをしっかりやらないといけない」