混迷のセリエA 王者ユベントス、ミラン、インテルの“北の3強”が21年ぶりにそろって敗戦

21年前も第6節

 前回、その事態が起こったのが1994-95シーズン。何の因果か、この時も第6節だった。ユベントスがフォッジアに0-2で敗れ、ミランはパドバに0-2、インテルはバーリに1-2と敗れている。そして、第6節終了時の順位表では、ユベントスが5位、ミランが8位、インテルが10位と、そろって不振に陥っていた。このシーズンは猛暑の中で行われたアメリカ・ワールドカップの直後。代表選手を多く抱えるチームほど、序盤はコンディションの調整に苦しんでいた。しかし最終的には、ユベントスが勝ち点73を獲得してスクデットを獲得している。
 今季の第6節終了時の順位表を見ると、2試合が未消化なので暫定ではあるが、インテルが2位、ミランが10位、ユベントスが15位と、二桁順位に2チームが入っている。特にユベントスは、いまだに1勝しか挙げられずに泥沼に陥っている。開幕好スタートを切ったインテル、苦しみのスタートとなったユーベ、ミラン。北の3強は最終的に、どのような順位でシーズンを終えることになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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