アーセナルのレジェンドがフットボール界の拝金主義を一喝!

元仏代表MFプティ氏「選手はお金を稼ぐことだけに集中している」

  アーセナルなどで活躍し1998年のフランス・ワールドカップ優勝も経験している元フランス代表MFエマニュエル・プティ氏が最近のサッカー界の拝金主義ぶりに苦言を呈している。英BBCの番組「BBC World Football Show」で語ったもの。
 近年、プレミアリーグではテレビの放映権料が高騰し、順位に応じてクラブに分配される放映権収入が爆発的に増加。各クラブの収益増によって、選手獲得に費やされる移籍金や年俸も大幅に増加傾向にある。プティ氏は、こうした現状で選手がプレーへの情熱やクラブへの忠誠、タイトルに対する執着心が損なわれていくことを危惧している
「以前はたくさんのお金を稼ぐために、タイトルを獲得し、自分の価値を証明する必要があった。今では大きく変わってしまった。今やフットボーラーは、お金を稼ぐことだけに集中している。クラブの結果、トロフィーを獲得することやファンが幸せになるかどうかにも関心がない」
 タイトル、勝利、サポーターに笑顔をもたらすプレーなどフットボーラーの本分を見失いがちな最近の選手に姿勢について疑問符をつけている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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