「考えてみれば賢くやれたのかな…」 原口元気、試合後に生まれた“辛勝”への心の変化

「W杯以上にいろいろなことがあると思う。より一瞬の判断で試合は決まってくる」

 後半はボランチの一角に入るMF遠藤航(シント=トロイデン)を必ず最終ラインの前に残した戦いをしたように、攻撃に必要以上の人数をかけることを避けた。もっとも、そのクオリティーに関しては「前半に関しては上手くいっている部分が多かったと思うけど、もっと上手くいかなきゃいけないし、改善できると思う。後半は個のタイミングが遅れて攻めあぐねる時間が長かった」と、納得の域には達していない。

 ロシア・ワールドカップも経験して臨むアジアカップについて、一戦必勝の姿勢を強調した。

「簡単じゃないことは分かっているし、選手が変わっていろいろとあるなかで最低限の2連勝はしているので、1試合、1試合かなと。どれだけ1試合を粘り強く臨機応変にやれるか。W杯以上にいろいろなことがあると思うので、積み重ねよりも1試合、1試合の変化にどれだけ対応できるか。優勝することが目標にあるし、決勝までのことも考えるけど、より一瞬の判断で試合は決まってくる。よりそれが強く出るかなと思う」

 今大会は直前にMF中島翔哉(ポルティモネンセ)が負傷離脱し、より原口に懸かる期待は大きくなった。初戦では2得点に絡み、第2戦は決勝点という結果を残したアタッカーは、日本代表を8年ぶりのアジア王者に導くプレーが今後さらに求められていく。

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