バイエルンがバルサからの横取りを計画 欧州メディアが報じるPSGラビオ争奪戦の動向
来夏バルサ入団内定と噂されたPSGのフランス代表MFが一転してドイツ行きか?
バルセロナが獲得の意思を示し、同クラブ行きでほぼ確定かと思われていたパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表MFアドリアン・ラビオについて、バイエルンも獲得に向けて動いていると、フランスのスポーツ専門局「RMC スポーツ」が報じている。
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PSG下部組織出身のラビオはブラジル代表FWネイマール、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニといった豪華な前線を支える中盤のオールラウンダーとして台頭。同選手は今夏にPSGとの契約が切れるが、同クラブとの契約延長を行わないことをすでに表明していた。各々の報道によると、来夏にフリーでバルセロナに加入することが濃厚となっていて、一部ではラビオとバルセロナが事前合意に至ったとも報じられていた。しかし、バルセロナは昨年末にその噂を否定する声明を出している。
「RMCスポーツ」によれば、数日前にPSGとバイエルンが接触し、バイエルンのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるハサン・サリハミジッチ氏が交渉を行ったという。バイエルンは移籍金を支払い1月の移籍市場でラビオを獲得する意思があり、その可能性を探っている最中だと報道。今冬中に獲得できない場合でも、来夏に加入させるため、あらゆる手を尽くす意向だと伝えている。また、PSGは移籍金が発生する冬のうちにラビオを売りたいと考えていると報じている。バイエルンは同選手側ともコンタクトを取ったとみられており、今冬の獲得に向け動きを加速させているようだ。
その報道を受けて、ドイツ紙「ビルト」はバルセロナ、バイエルンの他にもユベントスがラビオに関心を示していると報じており、これが事実ならフランス代表の若きMFの争奪で各国の昨季王者3クラブが動いていることになる。
バイエルンは現地時間9日に、シュツットガルトのフランス代表DFベンジャミン・パバールが来夏から加入することを発表。すでにMFフランク・リベリー、MFキングスレイ・コマン、MFコランタン・トリッソと3人のフランス出身選手が所属している。バイエルンはバルセロナからラビオを“横取り”し、パバールに続く5人目のフランス人選手を迎え入れることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)