日本の司令塔・柴崎岳の覚悟 “条件付き”で「必ずどんな相手でも勝てる」に込めた思い
対戦3か国はランキング上いずれも格下 日本の初戦黒星発進は「あってはならない」
昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)で飛躍を遂げた男は、9日のアジアカップ初戦トルクメニスタン戦に向けて泰然自若の姿勢を崩さない。日本代表の司令塔としてフル稼働が期待されているMF柴崎岳(ヘタフェ)は、条件付きで「必ずどんな相手でも勝てる」と言い切っている。その一言に込めた思いとは――。
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アジアカップで2011年大会以来の優勝を狙う日本は、トルクメニスタン戦を皮切りに、13日にオマーン、17日にウズベキスタンと対戦する。FIFAランキング50位(アジア3位)の日本から見れば、トルクメニスタン127位(同25位)、オマーン82位(同10位)、ウズベキスタン95位(同14位)といずれも格下だ。
もっとも、アジアカップではすでに波乱が起きている。41位で前回大会王者オーストラリア(同2位)がグループリーグ初戦で109位のヨルダン(同19位)に0-1と足をすくわれた。日本の黒星発進も起こり得るケースだが、柴崎は「そういったことがあってはならない」と力を込めている。
すでに日本代表の選手たちはトルクメニスタンの映像をチェックしており、柴崎もイメージを膨らませているようだ。「奪ってからのカウンター、縦に結構早くつけてくる。見ないで出してくるパスも結構あるなと。同じチームでやっている選手が多いなかで意思疎通が取れている」と警戒を強めた。その一方で、自身のプレーについても触れている。
「僕のところから攻撃をスタートさせて、良い形でフィニッシュまでつなげることができれば良い。それと同時に相手のカウンターも想定しておかないといけないので、バランスだけは保ちながら、良い形で点が取れれば精神的にもチームも楽になる」