「僕は蝋燭でいい」 青森山田を救った“名脇役”澤田、驚異のロングスロー2発で4強進出

青森山田の黒田監督【写真:Football ZONE web】
青森山田の黒田監督【写真:Football ZONE web】

黒田監督は泥臭さの尊さ力説 「最後の1秒、あと10センチ、ワンプレーが明暗を分ける」

 この10年ほどでロングスローは、すっかり高校チームの武器の一つになり、どのチームにも1人は驚くほどの遠投をこなす選手がいる。澤田は今大会初先発したボランチで、一昨年12月末の試合で右膝内側側副靭帯を損傷し、復帰までに半年を費やした173センチの3年生だ。背筋は測定したことがなく数値は不明とのことだが、「1年生の時に練習で投げたら遠くに飛んだので、それから使うようになりました」と説明。「特にロングスローの練習はせず、ストレッチと筋トレくらいです。腰の使い方がポイントかな」と初の“準ヒーローインタビュー”に笑顔が絶えなかった。

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 3試合目にして難しい試合を乗り越えたのは、2度目の頂点を狙うにはいい経験になった。

 プレミアリーグではJリーグのクラブチームとの試合が多いが、黒田監督は高校チームらしく泥臭いことが尊いとした。「最後の1秒、あと10センチ、ワンプレーが明暗を分ける。ロングキック、つなぐサッカー、フィジカルの強いチーム……。どんな相手にも対応できるように鍛えてきました。必ず王座を奪還したい」と力こぶを入れた。

 そして澤田も、珠玉の言葉を放った。

「僕は蝋燭(ろうそく)でいいんです。自分が犠牲になりながら、周りを照らし続けますから」

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(河野 正 / Tadashi Kawano)

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河野 正

1960年生まれ、埼玉県出身。埼玉新聞運動部で日本リーグの三菱時代から浦和レッズを担当。2007年にフリーランスとなり、主に埼玉県内のサッカーを中心に取材。主な著書に『浦和レッズ赤き激闘の記憶』(河出書房新社)『山田暢久火の玉ボーイ』(ベースボール・マガジン社)『浦和レッズ不滅の名語録』(朝日新聞出版)などがある。

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