3連覇中の王者バイエルン・ミュンヘンも開幕5連勝と磐石なスタートを切っているが、絶対王者の対抗馬として、素晴らしいスタートを切った。文句のつけようがない戦いが続くが、トゥへル監督はなおも向上を目指して戦うと誓っている。
「一歩一歩が重要だ。自分たちが今どこにいるのか、よく分かっている。それでも、自分たちにいつ限界が来るかなんて考えるべきではない。現時点では、チームのパフォーマンスがいつも示しているように、勝つべき相手は自分たちなんだ」
　香川、ムヒタリアンという今季絶好調の主力に加え、若いMFユリアン・バイグルやマティアス・ギンターら若手もレギュラーに定着した。若手抜擢もクロップ前監督からの美しい伝統を継承した格好だ。順風満帆な航海を続けているトゥヘル号。底知れぬ可能性を持った新生ドルトムントは、どこまでこの勢いを持続することができるだろうか。