名将クロップの正統継承者 公式戦全勝のトゥヘル監督「勝つべき相手は自分たち」

香川躍動でドルトムント開幕5戦全勝、計18ゴール

  公式戦11連勝を飾るなど圧倒的な強さを見せるドルトムントのトーマス・トゥヘル監督が、日本代表MF香川真司の1得点1アシストの活躍などで3-0と快勝したレバークーゼン戦後、チームの圧倒的パフォーマンスをたたえた。クラブの公式サイトが伝えている
「今日は全体的に非常にいい出来だったと思う。最初の25分は特に最高だった。トップフォームで、チャンスをいくつもつくり、ゲームを完全に支配していた。十分に自信を持ってプレーできた」
 この試合では、前半19分に香川のアシストからMFヨナス・ホフマンが先制ゴールを奪って流れをつかんだ。レバークーゼンの抵抗を受けたドルトムントだったが、後半に香川、オーバメヤンのゴールで2点を追加。相手に反撃を許さず、完勝を収めた。
「60分ぐらいから主導権を取り戻し、ファンタスティックなパフォーマンスを披露した。あれだけビッグチャンスをつくったんだから、間違いなく勝利にふさわしかったといえるだろう。本当に気分のいい勝利だ」
 開幕から5連勝に加え、ここまで18得点3失点というブンデスリーガ史上最高のスタートを切ったトゥヘル新体制のドルトムント。欧州屈指の名将と誉れ高きユルゲン・クロップ前監督は人材発掘、育成、そして、「ゲーゲンプレッシング」という戦術で革新的な手腕を発揮したが、トゥヘル監督は見事に名将の築いた遺産を継承している。

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