明暗分かれた「守護神PK対決」 敗れた駒澤大高GKが試合中に作った“敵陣での円陣”

前半30分、相手陣内で円陣を作る駒澤大高イレブン【写真:Football ZONE web】
前半30分、相手陣内で円陣を作る駒澤大高イレブン【写真:Football ZONE web】

高校選手権の開幕戦はPK戦が11人目までもつれる大熱戦 那覇西が駒澤大高を退け2回戦進出

 第97回全国高校サッカー選手権が30日に開幕し、駒澤大高(東京B)と那覇西(沖縄)の一戦は1-1で試合が終了。開幕戦でいきなり実現したPK戦を前に、両GKの表情は対照的だった。

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 駒澤大高のGK宮崎雅崇(3年)は、チームメートが蹴る場面は目をつむり、険しい顔つきで集中力を高めていた。一方、那覇西のGK新垣凱斗(2年)は終始笑顔を浮かべ、味方がキッカーを務める際も声を張り上げて鼓舞していた。

 そして、PK戦は3人目までに両チームとも1人ずつ外すも、そこから成功が続き11人目まで回ってくることに。フィールドプレーヤーが全員蹴り終えたため、GK同士の一騎打ちとなった。

 先攻の駒澤大高GK宮崎は助走から力強く右足を振り抜くも、コースがやや甘くなったこともあり那覇西のGK新垣に左足でセーブされてしまう。そのまま両者が入れ替わり、今度は新垣がボールをセットすると、落ち着いたシュートモーションからゴール右上を射抜き、約20分にわたるPK戦に終止符を打った。

「PKを楽しもうと思っていたし、実際に楽しんでいた。(GK対決になった時も)これを止めたうえで、自分が決めて、勝つ。決まった瞬間、最高に気持ち良かった」

 試合後、新垣はPK戦をそう振り返った。その言葉どおりに、まさに楽しんでいる雰囲気が直接伝わってきたのに対し、宮崎は自らに重圧をかけてしまった節があったようだ。

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