今夏の移籍市場でチェルシーからユベントスへ期限付き移籍したコロンビア代表FWフアン・クアドラードだが、ユベントスの首脳陣はすでに保有権の買い取りを検討し始めているという。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が伝えている。
　今夏の移籍市場でトップ下の獲得をもくろんだユベントスだったが、ビッグネームとの交渉は軒並み不調に終わっていた。その中で、サイド攻撃の強化としてコロンビアのスピードスターに白羽の矢を立てていた。
　クアドラード自身も、プレミアではフィオレンティーナなどイタリアのクラブで見せていたよ うな活躍はできていなかった。だが、新加入したユベントスで、先日のUEFAチャンピオンズリーグ開幕戦となったマンチェスター・シティ戦で先発出場。直前のセリエA・キエーボ戦では敗色濃厚な中、果敢なドリブル突破で同点のPKを奪取する活躍を見せていた。
　現状は来年6月までの150万ユーロ（約2億円）のレンタル料での契約になっているが、契約に買い取りオプションが付いている。チェルシーとの交渉は、2000万ユーロ（約27億円）をベースにスタートするとされている。
　水が合うという表現がピッタリのクアドラードにとって、イタリアでのプレー継続はキャリアにとって重要なことなのかもしれない。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images