FCポルトのスペイン代表GKイケル・カシージャスが16日に行なわれたディナモ・キエフ戦に先発出場し、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）の通算試合出場を151と伸ばし、元スペイン代表MFのシャビ・エルナンデス（アル・サッド）の記録に並び、歴代最多タイ記録となった。なお、節目の試合は2-2の引き分けに終わっていた。
　白い巨人のゴールを昨季まで守り続けたCLデビューは1999年の9月15日、対戦相手はギリシャ強豪オリンピアコスだった。約16年をかけて積み上げた出場試合数は151。年平均で9試合以上に出場していることになる。その間、2000年、02年、14年と3度の“ビッグイヤー”を掲げている。
　これまではレアル・マドリードの選手として150試合に出場していた。17年連続のCL出場となった守護神は、新たな一歩を踏み出したポルトでの挑戦で、カタールに移籍した同胞シャビの偉大な記録に並んだ。シャビが中東に舞台を移した現在、今季記録更新はほぼ間違いないだろう。
　トップレベルで戦い続けた34歳のカシージャスにまた一つ新たな勲章が与えられることとなった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images