バイエルン、“リベリー弾”でタイトルレース復帰 コバチ監督「強い気持ちを見せた」
首位ドルトムントを追走する前年王者 “辛抱強く”戦い1点差で勝利
ドイツ・ブンデスリーガは現地時間19日に第16節の試合が行われ、上位対決となった3位バイエルンと4位RBライプツィヒの対戦は、バイエルンが1-0で勝利した。前日に行われた試合で首位のドルトムントが敗れ、勝ち点差を縮められる機会となったなか、バイエルンはその好機を生かし、タイトルレースに“復帰”した。
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今季のバイエルンはここまでですでに3敗を喫し、一時は来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位にまで順位を落としていた。前々節の第14節はニュルンベルクを相手に3-0、前節のハノーファー戦では4-0と相手を圧倒して盛り返すも、ドルトムントとの勝ち点差9をなかなか詰めることができずにいた。
そのドルトムントが今節でデュッセルドルフに1-2で敗れ、今季初黒星を喫したことを受けて昨季王者のバイエルンはRBライプツィヒ戦に臨んだ。バイエルンは決定機を作り出しながらも、思うようにゴールネットを揺らせずに苦しんだ。それでも後半38分に、MFレナト・サンチェスが放ったシュートを相手GKがはじき、その手からこぼれたボールをDFダヨ・ウパメカノがクリアする。しかし、そのボールは元フランス代表MFフランク・リベリーの足元へ。リベリーはトラップ後の切り返しで相手2人をかわすと右足でニアサイドへ蹴り込み、貴重な1点をチームにもたらした。
ドイツメディア「sport.de」によれば、ニコ・コバチ監督は試合後「辛抱強く戦わなくてはならず、1点が試合を決めると分かっていた。あの1点は我々が手にしたかったものだ。今日、チームは強い気持ちを見せた」とコメント。終盤に得た決定機をものにして勝利したチームを称えた。
2位に位置するボルシアMGも18日の試合でニュルンベルクに2-0で勝利しているため、得失点差の関係でバイエルンの3位は変わらないが、これでドルトムントとの勝ち点差は「6」に。ライバルのつまずきを待っていた前年王者が反撃を開始しそうだ。