鹿島DF昌子、2年ぶりクラブW杯へ 「レアルとの再戦、正直どうでもいい」の真意は?

2016年、クラブワールドカップの決勝は4-2。鹿島は善戦したが、延長戦で力尽きた【写真:Getty Images】
2016年、クラブワールドカップの決勝は4-2。鹿島は善戦したが、延長戦で力尽きた【写真:Getty Images】

チームはグアダラハラ戦に集中 「誰一人レアルのこと考えてない」

 もっとも世間的には、準決勝に勝ち上がれば欧州王者レアル・マドリードと対戦できるということが話題となるが、「誰一人レアルのこと考えてないし、ここ(グアダラハラ戦)でマックス出そうみたいな。いろんなところで(16年クラブW杯決勝で戦った)レアルとの再戦とか言われるけど、そんなの正直どうでもいい」と、チーム全体がグアダラハラとの試合に集中していると語る。

「ここまで来たら、相手が誰だろうと別にビビる必要はないし、ビビったところでやし。だから北中米とやったことない、どうしようという感じではないかなと。相手はどうせ強いから、やるしかないっしょみたいな感じはしてるかなと思う」

 大会を通して、“3回の決勝”という気持ちで戦うことの大切さが問われるなか、昌子は一戦必勝の意識でメキシコの名門に挑んでいく。2年ぶりに立つクラブW杯の舞台で見せる、90分間の対応力に注目だ。

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(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)



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河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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