チアゴ・シウバも目を丸くしたマンUの“アンリ2世”獲得額 「狂気の沙汰だ」
潜在能力は認めるも
パリ・サンジェルマンのブラジル代表DFチアゴ・シウバが、マンチェスター・ユナイテッドに加入した19歳のフランス代表FWアンソニー・マルシアルの巨額移籍金について「狂気の沙汰」と語っている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
世界最強ストッパーとも称されるシウバは、2012年シーズンにACミランからオイルマネーで潤うPSGに4200万ユーロで移籍加入した。DFとしては移籍金史上屈指の高額なディールとなったが、マルシアルの移籍金に関しては信じられない様子だった。
「移籍金が高すぎだって? 狂気の沙汰だ」
ユナイテッドは移籍金に加え、極めてハードルの低い達成ボーナスをモナコに支払うことになるが、この総額は8000万ユーロ(108億円)と報じられている。赤い悪魔が、フランス代表でデビューしたばかりの原石獲得に支払った金額は衝撃的だったようだ。
一方で、シウバはこうも語っている。
「それでもこの金額が正しいかどうか分からないが、マルシアルは技術、フィジカル、試合を読む目などでティエリ・アンリをほうふつさせる」
マルシアルがモナコ在籍時に対戦したシウバは「アンリ二世」の呼び声にふさわしいポテンシャルの持ち主であることは認めながらも、移籍金の高さには理解不能な様子だった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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