チェルシーのジョセ・モウリーニョ監督から試合中の選手への医療行為を理由に、トップチームの公式戦のベンチ入りメンバーから外され、物議を醸している美人女医エバ・カルネイロ医師の後任候補の“出現”が大きな話題を呼んでいる。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

　今季リーグ戦4試合目にして早くも2敗を喫し、厳しい船出となっている昨季王者チェルシー。しかし、チームの不振と同じぐらい大きな話題となっているのが、モウリーニョ監督とチームドクターを取り巻く問題だ。

　事の発端は、開幕で迎えたスウォンジー戦。試合終盤にMFエディン・アザールがピッチで倒れ込んだ際、カルネイロ医師らメディカルスタッフが救護にあたった。しかし、それを目にしたモウリーニョ監督が激高。治療の間、アザールがピッチ外に一度出なければいけないために、数的不利のチームが更なる不利に一時的に陥ることから、スペシャルワンは試合後のインタビューで公に批判。数日後にはカルネイロ医師をトップチームから外した。

　アザールが主審に救護を求め、主審がチェルシーのメディカルスタッフにピッチ内での治療を命じた事実が判明したために、サッカー界や医療業界から批判が集っているが、スペシャル・ワンは「相容れない関係だ」と明言し、謝罪の意を示さなかった。