ドルトムントCEOが移籍期限の見直しを提案 「8月1日にするべきでは?」

プレシーズンの在り方を問う

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントのハンス・ヨハヒム・ヴァッケCEOが、現行よりも移籍市場閉幕を1カ月前倒しにする計画を提案している。ドイツ地元紙「ビルト」が報じている。
 移籍市場の終盤にMFグロスクロイツ、クバらベテランを放出し、マンチェスター・ユナイテッドからベルギー代表FWアドナン・ヤヌザイを期限付き移籍で獲得したヴァッケ氏はこう語った。
「これは自分にとっても議論の余地はある話だが、8月1日に移籍市場を閉じる必要があると思う。ビッグクラブは8月末の2000万、3000万、4000万、5000万ユーロとともにマーケットを驚かす。 多くの監督は選手4、5人を失い、新たな補強があると分かっていることが、プレシーズンのトレーニングを行うことに、どんな意味があるのか聞いてくる」
 今季もマンチェスター・シティ、ユナイテッド、チェルシーなどのプレミアの強豪や、アジア資本の投入されたインテルなどは移籍市場閉幕ギリギリに補強を展開した。チームの主軸をシーズン開幕後に巨額オファーで失う監督たちは、開幕前から取り組んできた準備を大きく損なうという。
 移籍期限を前倒しにすることで、シーズン開幕後に変わらぬメンバーで戦うことができる恩恵は大きいとドルトムントのCEOは主張している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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