日本代表“新時代”、槙野が語る若手躍動の理由 「ベテランを囮に使うくらいの…」

中島がウルグアイ戦で長友を囮に使って仕掛ける場面を一例に解説

 槙野が“伸び伸び”の一例として挙げたのが、10月に行われたウルグアイ戦(4-3)の中島だ。

「彼らがもともと持っているクオリティーを、変にチームのルールに縛り付けることなく、存分に発揮できるような雰囲気が大事。前回、ウルグアイ戦で中島翔哉選手がドリブルした時に、長友(佑都)選手が2対1を作ってがんがんオーバーラップしているのに、平気で自ら仕掛けるシーンが何回もありました(笑)。ベテランを囮に使うくらいのメンタリティーを持っているので、今は上の選手たちが汚れ役、汗かき役になるのがいいのかもしれない」

 経験値という面でベテランがチームを引っ張っていくなかでも、「東口(順昭)選手も僕も、下からガミガミ言われたり、チーム内の上下関係はあまりラインがない」(槙野)という。世代の垣根を越え、文字通りの「融合」で生まれた良好な雰囲気は、森保ジャパンがさらなるステップアップを果たすうえでキーポイントになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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