「バロンドールを逃した5人の大物」を海外メディア選出 イニエスタもその一人に…

イニエスタも逃した栄冠 モドリッチは一時代にピリオドを打てるのか!?

 そして、もう一人は今季から神戸でプレーしているイニエスタ。キャリアのピークとも言える2010年は、バルセロナでFIFAクラブワールドカップ2009など史上初の年間6冠を達成した年でもある。リーガ・エスパニョーラ2連覇にも大きく貢献し、またW杯では決勝戦で母国を優勝に導く決勝ゴールも挙げている。クラブと、代表で大きな成果を上げ、素晴らしい一年を過ごした。しかし、惜しくもチームメイトのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに敗れ、バロンドールを獲得することはできなかった。

 また、2013年にバイエルン・ミュンヘンでトレブルを達成した、元フランス代表MFフランク・リベリーや、その翌年にブンデスリーガ制覇とドイツW杯優勝を勝ち取ったドイツ代表GKマヌエル・ノイアーも、その栄光を手にすることはできなかった。彼らが逃した2年は、いずれもポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが受賞し、2位にはメッシが入っている。

 今回取り上げられた5選手はアンリを除けば、この10年にわたってメッシと、C・ロナウドが競うようにバロンドールを争ってきた陰で涙を呑んだ選手ばかりだ。今年のバロンドール最有力と目されるクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、サッカー界のカリスマ2人が築いてきた一時代に終止符を打ち、“黄金の球”を手中に収めることができるのだろうか。受賞者と、最終順位が発表される、12月3日までこの話題が尽きることはなさそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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