モウリーニョが不調の選手と自分に厳しくダメ出し 「何より自分に満足していない」

次節は天敵相手

 王者チェルシーは、シーズンの幕開けを告げるコミュニティーシールドでアーセナルに敗れて今季最初の公式戦で躓くと、その後のプレミアリーグも開幕から2試合で1分1敗と低調なスタートとなった。現在のチーム状況について、名将ジョゼ・モウリーニョ監督は当然満足していない。2013年、チェルシーへ復帰した際に自らを“ハッピー・ワン”と称した男も、現在は決してハッピーというわけではないようだ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
 
 モウリーニョ監督はチーム全体だけでなく、自身の采配や個々の選手のパフォーマンスについて、これまで及 第点を与えられる者はいないと主張した。
 
「(リーグ戦)2試合で1ポイント。私はこの結果では満足できない。誰にも満足していない。イバノビッチ、ケイヒル、ジョン(・テリー)、アスピ(セサル・アスピリクエタ)、エデン(・アザール)、(セスク・)ファブレガス、マティッチ、全員だ。それに何より、自分自身にも満足していない。私はこれまでもっともっといい結果を残してきた」
 また、第2節のマンチェスター・シティ戦では主将のテリーを初めて試合途中で交代させた。モウリーニョ監督は今後も采配面で変化がある可能性を明かしている。「我々のようにいいストライカーを複数抱えているなら、2人のストライカーを同時起用することもあるだろう。(クルト・)ズマやアスピリ クエタのように速い選手がいるのなら、3人のディフェンダーで戦うという選択肢もある」と語り、新しいシステムの導入も示唆している。
 第3節は天敵が相手だ。ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)を率いるのはトニー・ピューリス監督。第2次モウリーニョ体制となってからリーグ戦で喫した9試合の敗戦のうち、2敗を喫している相性の悪い相手だ。
 チェルシーの選手たちは、ポルトガル人指揮官が満足するパフォーマンスを披露し、この鬼門を乗り超えることができるのだろうか。今季初勝利を手にし、一気に上昇気流に乗りたいところだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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