中島ら“新世代トリオ”の「感性とリズム」に脱帽! 日本代表「ウルグアイ戦出場選手」を金田喜稔が査定

GK東口は「素晴らしいゲームの入り方をしたが…」

<GK>
■東口順昭(G大阪)=△

 前半17分にゴディンのヘディングシュートを止めるなど、ゲームの入り方は良かった。ただ、例えば良い時の川島だと、素晴らしいゲームの入り方をすれば3点は取られない。GKは一つのプレーで精神的にリズムに乗り、1試合をどのように過ごせるかが重要。随所で好セーブを見せたものの、乗り切れなかった。森保監督も期待しての先発起用だが、GKとして3失点は評価を下げざるを得ない。

<途中出場>
■青山敏弘(広島/←後半29分IN)=評価なし

 4-2の場面で投入され、勝ち切らないといけない試合のなかで入ってきたのは難しさもあったはず。4日前のパナマ戦では、青山らしいパスで存在感を発揮したが、この日の試合展開ではディフェンス優先のプレーになるのは仕方がないだろう。

■原口元気(ハノーファー/←後半42分IN)=評価なし

 個人的には、先発した2列目の3人にあれだけのプレーをされたのだからアピールしたかっただろう。だが、後半42分からの出場とあまりにもプレータイムが短すぎた。4-3という緊迫した場面で、逃げ切ることを最優先にして投入され、チームプレーに徹した印象だ。

[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)



金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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