ドルトムント主将ロイス、ディアロの一発退場に納得いかず 「絶対にレッドではない」
主審に猛抗議も判定覆らず ツォルクSDはVAR未使用に憤り
現地時間22日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第4節の敵地ホッフェンハイム戦(1-1)で、ドルトムントDFアブドゥ・ディアロがレッドカードを受けたが、主将のドイツ代表FWマルコ・ロイスはこれに異議を唱えている。
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問題のシーンが起きたのは後半31分。自陣からのロングボールに抜け出た相手FWアンドレイ・クラマリッチを阻止しようとディアロが競り合い、手をかけてクラマリッチを倒す形に。主審のハルム・オスマース氏はこのアクションに対し、ディアロにレッドカードを提示した。ただ、両者とも互いに手を使って相手を牽制しており、一発退場は厳しい判定とも思われた。ロイスをはじめ、ドルトムントの選手たちはオスマース主審に詰め寄り、抗議したが判定は覆らなかった。
首を何度も横に振って不満を示していたロイスは試合後、ドイツの衛星放送「スカイ・スポーツ」に対し「絶対にあれはレッドカードじゃない。彼(ディアロ)はボールに行っていたし、二人とも腕を使っていた」と語ると、「スタジアムにいた人はみんな、あれがレッドカードではないことが分かったはずだ。あれがレッドだなんて僕には分からない」と納得がいかない様子だった。
クラブのスポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏もロイスと同じ意見で、「ディアロは頭をGKの方に向け、明らかにボールに行っていた。その後二人は腕を使っていたが、あんなことは試合中、何回だって起こる。私の目にはまったくレッドカードではなかった」と断言した。
ツォルクSDはビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)の進言がなかったことについても「非常に疑問だ」とし、「まさにこういう時のためにVARがある。だが、あちら側はどうやら違う意見のようだ」と、VARの介入がなかったことに憤りを示していた。