リベンジの切り札は94億円の刺客 プレミアリーグ2015-16【マンC編】

不安視される課題点

 しかし、リーグタイトルを争う上で、盤石な準備が整っているわけではない。アストン・ビラから豊富な運動量でピッチを駆け回るイングランド代表MFファビアン・デルフを獲得したものの、守備陣の改革はいまだ進んでいない。

 マンCは昨季の得点総数が83とリーグトップの成績を残していた。だが、失点総数は38で、トップ4のチームの中で最も多かった。課題ははっきりしているものの、改善策はいまだ見つけられていないのが現状だ。

 また、モンテネグロ代表FWステバン・ヨベティッチはインテルへと移籍し 、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコもローマ行きが確実視されている。このままでは、昨季リーグ得点王のエースFWセルヒオ・アグエロへの負担がより一層増えることになりかねない。

 さらに、そのアグエロに加え、DFパブロ・サバレタ、DFマルティン・デミチェリス、MFフェルナンジーニョが、この夏行われていたコパ・アメリカに参加していたため、チームへの合流が遅れている。主力のコンディション調整にも難を抱えたまま、開幕を迎えることとなった。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング