「自覚は勝って初めてできるもの」 主将・青山が掲げた新世代台頭への“誓い”

森保ジャパンでキャプテンを担うMF青山敏弘【写真:荒川祐史】
森保ジャパンでキャプテンを担うMF青山敏弘【写真:荒川祐史】

堂安や伊藤ら海外組の気概を認めつつ、「一緒に喜びたい」と必勝宣言

 森保一監督率いる新生日本代表は、11日の国際親善試合コスタリカ戦(パナソニックスタジアム吹田/19時20分)で初陣を迎える。最年長でキャプテンを担うMF青山敏弘(サンフレッチェ広島)は、ロシア・ワールドカップ(W杯)から世代交代に向かうチームについて「背負っていく自覚は勝って初めてできていくもの」と“後輩”たちのためにも勝利することを誓った。

 森保監督が初陣に招集したロシアW杯組は、DF槙野智章(浦和レッズ)ら4人のみ。中島翔哉(ポルティモネンセ/24歳)やMF南野拓実(ザルツブルク/23歳)のリオデジャネイロ五輪世代、そしてMF堂安律(フローニンゲン/20歳)、MF伊藤達哉(ハンブルガー/21歳)、DF冨安健洋(シント=トロイデン/19歳)の東京五輪世代が大きな注目を集めている。

 3-4-2-1システムをベースにJ1制覇3回を果たした森保監督の下で、主力としてプレーした青山は、キャプテンの重責とともに、指揮官が掲げるサッカーの“申し子”としてピッチ上でタクトを振るう役も求められる。7日に行われた11対11の紅白戦を含め、4バックでの練習を重ねており、“広島カラー”はそこまで感じないという。

「まだ、そこまで広島色は求めていない。それよりは個人の良さを出してくれると思いまます。僕はそっちに期待している」

 個人の良さという意味で、中島、南野、堂安、伊藤という“海外組”の2列目アタッカーは、攻撃に迫力を出す重要なファクターだと目される。最年長の青山は、「20歳、本当に凄いですよね」と新進気鋭の若手を称えつつ、今後彼らが代表に定着していくためにも、必要なことがあると話す。

「彼らにも背負っていくものがあると思う。でも、その自覚も(試合に)勝って初めてできていくもの。僕も勝ちたいし、一緒に喜びたい」

 青山はキャプテンとして後輩、そして日本代表の新たな一歩のために必勝を誓った。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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