なでしこ新キャプテンの実像 継承される“宮間イズム”

目にしてきたキャプテンシー

「自分が若いころになでしこに入って緊張しましたし、思うように自分のプレーができなかった。今の若い子や初めて代表に来た子には、そういう思いをしてほしくない。自分のプレーを後悔しないようにピッチで表現してほしい。そういう意味でも、若い子とのコミュニケーションはすごく大事にしている」
 その姿勢は、先日の女子ワールドカップカナダ大会で 宮間あや(岡山湯郷)が見せていた姿勢に通じるものがある。彼女もまた、レギュラー組と控え組という垣根や、世代間のギャップがチームに生まれないように腐心していた。チーム全体でのコミュニケーションを図り、明るく前向きな雰囲気で大会を戦えるように心を配った。川村自身も「(宮間)あやさんの姿や澤さんの姿を身近で感じられた」と、W杯を振り返る。着実になでしこが築き上げてきた“イズム”は継承されている。
 一方で、川村自身は一人のプレーヤーとしてW杯には悔しさがあるという。出場機会は1次リーグの2試合のみであり、決勝ラウンドではプレーできなかった。それだけに、「自分自身もあの大会でピッチに立てなくて悔しい思いをしましたし、この大会に掛ける思いは 強い。それをピッチで表現できれば」と、強い思いを語っている。
 川村は、初戦で激突する北朝鮮を「カウンター攻撃に特長がある」と警戒する。ボランチを主戦場にする川村にとっては、スピードとパワーを武器にする北朝鮮との試合はハードなものになることが予想されるが、「最後の体を張る部分や球際のところで絶対に負けない」と、一歩も引くつもりは無い。

 

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