スアレスが新加入選手にシンパシー? 「プレーできないのは奇妙なこと」

自身も加入後に4カ月の空白期間

 バルセロナのFWルイス・スアレスが、加入が決まっているMFアルダ・トゥラン、アレイシ・ビダルの両選手に対し、シンパシーを感じている。クラブは移籍禁止処分を受けている関係上、2016年1月まで新たな選手を出場登録することができず、両選手はその間の試合に出場することができない。
 
 ウルグアイ代表のスアレスは2014年ブラジル・ワールドカップのイタリア戦で、対峙(たいじ)したDFジョルジョ・キエッリーニに噛み付き、4カ月間の活動禁止と代表戦9試合の出場停止処分を科された。その後、リバプールからバルセロナに移籍したものの、試合には出場できず、実戦復帰は同年10月25日のレアル・マドリード戦を待つ必要があった。
 
 スアレスは、クラブのオフィシャルチャンネル「バルサTV」に対し、試合に出場できない両選手に同情し、その境遇について語っている。
 
「アルダ・トゥランとアレイシ・ビダルはとても才能ある選手。それは前のクラブで証明している。彼らはチームに貢献するために加わった。それなのに1月まで待たなければならないというのは、残念なこと」
 スアレスも練習に参加しながら、試合に出場できない経験をしている。それでも、4カ月間の空白期間がありながら昨季はチームの3冠達成に貢献した。
 
 見事な立て直しを見せたストライカーは、「(試合に出れない状態に)慣れていくのはつらい。非常に稀なケースだし、彼らにとってはこれまでとは全く異なった経験になるだろう。彼らは毎日トレーニングをしているのに試合ではプレーできない。奇妙なことだろうね。ピッチに立てないとしても、彼らはその環境に適応できるよう頑張ってほしい」と、自身と似た状況となる新加入選手に対し、エールを送っている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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