ベスト4最後のイスを懸けた白熱の攻防 開催国ロシアとクロアチアの一戦は1-1で後半へ

ベスト4最後のイスを争う開催国ロシア対クロアチアの準々決勝は、1-1で前半を終えた【写真:Getty Images】
ベスト4最後のイスを争う開催国ロシア対クロアチアの準々決勝は、1-1で前半を終えた【写真:Getty Images】

ロシアは52年ぶり、クロアチアは20年ぶりの準決勝進出を目指す

 ロシア・ワールドカップ(W杯)ベスト4の最後のイスを争う開催国ロシア対クロアチアの準々決勝は、双方が一歩も譲らず1-1で前半を終えた。

 決勝トーナメント1回戦では、ロシアは優勝候補スペイン、クロアチアはデンマークを相手にそれぞれPK戦の末に勝ち上がってきた。しかし、その疲労を感じさせるようなことはなく、互いに攻撃的な姿勢でゲームがスタートした。

 ロシアは最前線のFWアルテム・ジュバ、クロアチアは中盤のMFルカ・モドリッチとMFイバン・ラキティッチを軸に攻撃を組み立てようとしたが、互いに警戒すべきポイントには厳しく体を寄せた。双方ともになかなかゴールの気配がないなか、先にスコアを動かしたのはロシアだった。

 前半31分、中盤の競り合いからボールを奪い取ったMFデニス・チェリシェフが縦パスをジュバにつけ、リターンを供給。ボールを受けたチェリシェフがペナルティーエリア外から左足を振り抜くと、ゴール枠の外から巻いて入る芸術的なシュートを決めた。

 一方のクロアチアは同39分、FWマリオ・マンジュキッチが左サイドからペナルティーエリア深くまで侵入し、マイナスのボールを入れるとMFアンドレイ・クラマリッチが頭で押し込み、同点に追いついて前半を終えた。

 ロシアはW杯でのベスト4入りを果たせば、ソビエト連邦時代の1966年大会以来52年ぶりとなる。一方20年ぶりのベスト4を目指し、モドリッチら黄金世代のラストチャンスとも目されるクロアチアと、どちらが4強への切符を手に入れるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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