なでしこ対アメリカの決勝戦 米メディアはアメリカ圧勝を予告

「アメリカのワールドカップになる」

 なでしこジャパンは5日(日本時間6日)の女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会決勝戦でアメリカ代表と激突する。2011年前回ドイツ大会では、なでしこがPK戦の末に優勝し、12年ロンドン五輪決勝ではアメリカが2-1で勝利している。女子サッカー界の頂上決戦は同一カード3連戦となるが、地元メディアはアメリカ圧勝を予想している。アメリカ、カナダや北米などで女子W杯を中継している「FOXテレビ」は、3度目の決勝戦の勝敗を予想している。
 解説を務めている元男子アメリカ代表DFアレクシー・ララス氏は「困難なドイツ戦を乗り越え、信じられないほどの自信を手にしている。個人的には、ジル・エリス(監督)はこのチームをここまで導き、さまざまな変化をもたらした。カルリ・ロイドはより攻撃的なポジションでプレーできている。いまだにDFも輝いており、これらの事象は1つのことを指している。アメリカのW杯になる」と母国の栄光を予想している。
 準決勝では、世界ランク1位のドイツを撃破した。解説の元女子アメリカ代表DFで3度、五輪で金メダルを手にしたヘザー・ミッツさんは「前の試合のパフォーマンスを上積みした状態で臨む」と語り、エリス監督がドイツ戦と同じスタメンで、なでしことの決勝に臨むと分析した。
 カナダと隣国のアメリカでは、1200万人のサポーターが母国の優勝を応援しており、男性アナウンサーは「日本とアメリカの対決は、アメリカが圧倒する」と締めくくっていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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