ベルギー戦、命運握る日本初の「4人目交代」 延長戦突入でロシアに続く新ルール適用も

西野監督は「PK戦に至る前に決着をつけたい」と延長戦を含めた120分での勝利を見据えている【写真:Getty Images】
西野監督は「PK戦に至る前に決着をつけたい」と延長戦を含めた120分での勝利を見据えている【写真:Getty Images】

西野監督は「PK戦に至る前に決着をつけたい」 延長戦を含めた120分勝利を見据える

 日本代表がロシア・ワールドカップ(W杯)で史上3度目となる16強の壁に挑む。2002年日韓大会、2010年南アフリカ大会に続く決勝トーナメント進出を決めたなか、現地時間2日にロストフ・ナ・ドヌでベルギーと激突する(現地21時キックオフ/日本3日3時)。

 FIFAランキング61位の日本に対して、同3位のベルギーは明らかな格上だ。戦前から苦戦が予想される日本だが、ここで勝利すれば史上初のベスト8進出となる。そんな大一番を前に、西野朗監督は前日会見の場で「PK戦に至る前に決着をつけたい」と宣言。前後半の90分決着だけでなく、延長30分も含めた120分での勝利を見据えている。

「チーム全体で何か別の力を作り出して戦うことをしていかなければ戦えない相手なのは間違いない。紙一重である戦いでもあると思うので、我々にも勝機が、どこかにピッチに落ちていると思う」

 日本にとっては、わずかな勝機を拾えるかどうかが勝負の分かれ目となる。選手たちは一様にベルギーの強さを認めており、FW岡崎慎司も「力の差があると思う」とコメント。ベルギーにはFWロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッド)をはじめ、FWエデン・アザール(チェルシー)、MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)、FWドリース・メルテンス(ナポリ)など強力なタレントを擁する。

 さらにベルギーは今大会グループリーグ3試合で最多9得点を叩き出しており、その攻撃をいかに封じ込めるかがカギ。日本としては延長も見据えた120分で勝機を見出す戦いとなるなか、西野監督は「チームが疲弊もしていない非常に良い状態で明日を迎えるということができた」と状態の良さに自信を滲ませている。

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